ぎっくり腰


 ※来院ができない方は、上尾市内に限りますが出張施術を行っています。早めの対応がよろしいでしょう。来院可能な方は、頑張ってお越しください。

 腰が前に曲がった状態から後ろに反らすことができない、咳やくしゃみをすると腰の奥の方に響く、腰の辺りが痛いのだが痛む個所を特定できないなどの症状があり、重症の場合立つこともできなくなる急性の疾患を、ぎっくり腰と呼んでいます。当院の得意としている疾患の一つです。X線検査では「骨には異常はありません」と言われるでしょう。
 当院ではぎっくり腰の原因は大腰筋の痙攣だとの仮定で治療を行います。大腰筋は腰椎の奥にある深部の筋肉なので、体形に合わせて7.5cm~10.5cmの長さの鍼を使用します。
 症状が出て間もなくであれば、ほぼ1回の治療で痛みが消失乃至は緩和します。逆に言うと一回目の治療で何の変化もなければ、「ぎっくり腰」ではないかもしれません。2~3回程施術を受けて頂いても改善していないようであれば、尿管結石、ヘルニアなど他の疾患の可能性があります。
 患者さんの状況によって本数の調整は致しますが、基本的に両側合わせて大腰筋のみで16本前後刺鍼します。それに加えて腰部の起立筋や臀部の中殿筋・梨状筋一帯にも必要に応じて刺鍼します。
一回目の施術で痛みが少し残る場合は、再発防止も兼ねて数回通院して頂くとよいでしょう。

腰部と大腰筋(深層筋)への刺鍼例