施術担当
岩間龍一郎(Iwama Ryoichiro)
S39年生
ご挨拶
鍼の学生時代には、鍼は効かないと思っていました。ある程度楽になるのはわかるけど・・でもその程度のものだと・・・面白そうだと思って、せっかく通い始めたのに・・・いい歳して。
例その①:「麻痺で身体が全く動かせない患者さんに鍼したら手がピクっと動いた」と言われても、鍼の可能性を夢見るどころか、「だから何?」
例その②:鍼治療を受けている患者さんに、整体のアルバイトはしていたが大して上手でもない自分が施術をしたら、「鍼より効いた」と・・「えっ、鍼より効いちゃっていいの?」
例その③:「〇〇〇(疾患名)の患者さんは放っておいても治るけど、鍼治療をすると鍼で治ったと思ってくれるからおいしい疾患だよ」ってどこかの先生に言われた日にゃあ、テロでも敢行したくなる衝動に駆られました。治療なのかよ、それ。人間が行っている医療である以上、プラシーボ効果は排除できないと思っていますが、あまりにも杜撰すぎやしないか。etc…
就職してからは、「このあいだの鍼、効いたよ」と患者さんに言われても、リップサービスなのは察知していたし、何の効果もなさそうな時もありました。効いてるなら、最終的には来院する必要はなくなるはず。来院してもいいけど。
ということで、鍼などはやめてゴッドハンドのフリして、マッサージやら整体で行こうかとも考えましたが、学生時代から著書を読んでいた淺野周先生の北京堂式鍼治療に関しては、何とか身に付けられないだろうかとずっと気にしていました。でも、どこで読んだか忘れましたが、もう弟子は取っていないようだし、年齢制限もあったと思います。勤務先も辞めようと決めていたので、思いあぐねていたところ、タイミングよく先生が出された新著で、見学させてもらえるかもしれないということを知り、ダメ元で電話してみました。こういうのはちょっと苦手なのですが、思い切ってかけたのが良かったのでしょう、運良く見学させて頂けました。先生に質問すると、答えてくれる「親切な」見学者がいて邪魔だったけど。鍼で治療するというのはこういうことだと見せつけられたなという思いでした。
現在も直鍼堂が休みの日は、整骨院での手伝いをマッサージや整体をメインに継続しています。この前などはoveruseによる腕の痛みがなかなか治らないある若い患者さんが、「この痛みは一生付き合っていきます」なんて言っていました。鍼は嫌だとのことなので無理に勧めていませんが、一生付き合わなくてもいいんじゃない?一方で手技で治らないので鍼施術を受けた方は来院回数が減ったり、来なくてもよくなったりしているので、経営的にはどうだか知りませんが、当方は悦んでおります。
余談はさておき、半年ほど見学させて頂いた後、北京堂蒲田の日曜施術を経て、北京堂鍼灸赤羽を3人で開業。現在地元の上尾に同治療を行う直鍼堂はり治療院を開業しました。約10年程度の施術歴ですが、淺野式は治療効果の高い施術であることは患者さんにも納得頂いています。大変嬉しいことです。
凝り固まった筋肉(インナーマッスル)を原因とする整形外科的疾患に特に強味がありますので、よろしくお願い申し上げます。
立教大学卒業後、塾教師等を経て、呉竹医療専門学校鍼灸マッサージ科Ⅰ部卒
(どんな学校でも1期生だと何の自慢にもならないけど言いたくなるのが1期生か?)
所持資格
はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師【国家資格】
経歴
H22年 整体院
H24年 整骨院
H25年 同グループ整骨院(院長)、通所介護施設(機能訓練主任)
H28年 同グループ鍼灸マッサージ院(院長)
H28年 北京堂鍼灸綾瀬にて治療見学・施術補助
H29年 北京堂鍼灸蒲田にて日曜診療
H29年 北京堂鍼灸赤羽を共同で開業
R元年 直鍼堂はり治療院開業